五輪代表・高見沢選手 松山大で練習公開
リオデジャネイロ五輪陸上女子3000メートル障害日本代表の高見沢安珠(松山大)は5日、愛媛県松山市の松山大久万ノ台グラウンドで練習を公開し、「日に日に日本代表の自覚が湧いてきた。気負わず自分らしく、東京五輪につながる走りをしたい」と改めて意気込みを語った。
この日は、ペースメーカーを付けた400メートル走を繰り返し行い、スピードに対する持久力を高める練習に汗を流した。体調を崩し、練習量を落としていたこともあり「久しぶりにいい練習ができた」と笑顔をみせた。
今後は松山市を中心に調整を行い、16日に渡米。日本陸連主催の高地合宿に参加し、追い込みを図る。その後、同国内で最終調整を行い、来月7日にリオデジャネイロ入りする予定だ。
五輪開幕まで約1カ月となり、大西崇仁監督は「今はいい状態ではないが、もう少し体を絞れば9分40秒は切れる」と期待を寄せる。高見沢も「アメリカでの合宿で周りからいい刺激をもらい、走力を上げてきたい」と意欲を燃やしていた。